MR相浦駅改修完成へ 黒島への連絡ルート世界文化遺産登録見据え 地元学生らも協力 24日に式典 [長崎県]

相浦駅のベンチを造った佐世保工業高の生徒。学生や生徒の協力で改修が進む
相浦駅のベンチを造った佐世保工業高の生徒。学生や生徒の協力で改修が進む
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 松浦鉄道(MR)が昨秋から進めていた相浦駅(佐世保市相浦町)の改修工事がまもなく終了する。今夏の世界文化遺産登録を見据える長崎と熊本両県の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つ離島・黒島への連絡ルートで、老朽化対策とともに観光客増が予想されるための改修。地元の生徒や学生たちも協力した。24日に完成式典が行われる。

 MRによると、相浦駅は旧国鉄時代だった1945年に開業。今回、約700万円を投じ、古くなった駅舎やホームのリニューアルに着手した。壁の塗り替えのほかに、通学で使っていた佐世保工業高の生徒がホームに4~5人が座れるひのき製ベンチを寄贈。同校美術部と県立大のアート部が駅舎内の壁に「アートパネル」などを作成し、彩りを加えた。同級生とともに3カ月をかけてベンチを作った建築科の岩崎海さん(3年)は「一生懸命作りました。ぜひみなさんに使ってほしい」と呼び掛けた。

 黒島へは相浦駅そばの相浦港からフェリーで50分。世界遺産の動きに合わせ黒島への関心も高まっている。駅の乗降客は1日平均160人(2016年度)。井上弘秀常務は「遺産登録されれば、全国から観光を目的に利用者が増えそうだ」と期待を込める。

 利用増に向けて、学生や生徒たちの力を借りて手作り感のある駅に生まれ変わる相浦駅。完成披露会は相浦地区中心にある伝統行事「愛宕市」(23~25日)に合わせて行われる。

=2018/02/17付 西日本新聞朝刊=

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