AIやビッグデータ駆使 長崎大に情報系新学部 河野学長が構想 20年度にも創設 [長崎県]

 長崎大は、人工知能(AI)や膨大な情報「ビッグデータ」を駆使する人材を育成する情報系新学部を開設する検討を始めた。国などとの調整が順調に進めば、2020年度にも創設。AIやビッグデータは幅広い分野で活用が進むとされるため学生や企業のニーズが高く、地元経済の底上げにもつながるとみている。

 同大の河野茂学長が2月19日、長崎市で開かれた産学官組織の「長崎サミット」の定例会合で明らかにした。

 河野学長は情報系学部を創設する狙いについて「人工知能や仮想通貨など、さまざまな情報を駆使した革新が生まれている。情報をしっかり学んだ人を社会に出し、労働生産性や付加価値を高めたい」と説明。「中国やベトナムなどに卒業生が活躍できる場が広がればいい」とも述べ、アジア諸国と長く交流してきた「地の利」を生かす展開も視野に入れている。

 定員は1学年100人程度を想定。大学全体の定員が決まっているため、既存学部と調整して新学部の定員枠を生み出すという。

 情報系学部は、県内では県立大なども設置しており、長崎大は特徴が重複しないようにするという。河野学長は水産や海洋産業の活性化に関して「水産学部や工学部のノウハウを使いながら、海外への養殖魚の安定供給や養殖施設の省エネ化にも貢献したい」と述べ、総合大学としての強みを生かす考えを示した。

=2018/03/01付 西日本新聞朝刊=

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