九十九島の全国認知度アップ 佐世保市がネット調査、41%から66%に 動画やTAKAHIROさん起用奏功 [長崎県]

全国の認知度が上がってきた九十九島
全国の認知度が上がってきた九十九島
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 佐世保市が観光地としてアピールする西海国立公園・九十九島の全国的な認知度が高まってきた。市が2015年度からPR戦略推進事業に着手し、市の調査で3月末現在の認知度は4年前を25ポイント上回る66・3%になった。市は「さまざまなキャンペーン事業が奏功した」と分析している。

 多くの島々からなるリアス式海岸の眺めが美しい九十九島。展望台の展海峰などからの絶景は九州では知られている。だが、14年3月の市が実施した九十九島の全国知名度調査(インターネット)では「ハウステンボス」の85・8%、「佐世保バーガー」の81・1%に対し、九十九島は41・0%と低かった。

 そこで市は訪日外国客(インバウンド)とともに、大都市圏からの旅行者の誘客を進めようと、16年度に人気グループEXILEのボーカルで、佐世保市出身のTAKAHIROさんをキャンペーンに起用し、本人が写った九十九島のポスターを東京都内に掲出。このほか、食のイベントを展開したり、大相撲の懸賞幕を出したりし、アピールした。1月には約4千万円を投じて九十九島にちなんだ賞金99万円や地元特産品が当たるPR動画「九十九島からの挑戦」を動画投稿サイトなどで発信し、関連動画を含め125万回以上の閲覧があったという。

 また市は国際的ブランドにするため非政府組織(NGO)「世界で最も美しい湾クラブ」への加盟を目指し、15日にフランス・バンヌ市で開幕する同クラブ世界大会に朝長則男市長が出席し、九十九島をPRする。市観光課は「戦略をさらに進めて九十九島を世界でも国内でも地名度を上げたい」と話している。

=2018/04/06付 西日本新聞朝刊=

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