2人の校長コント熱演 1日限りのコンビ結成 研究大会500人沸く [長崎県]

舞台で熱演する「ザ・コウチョーズ」
舞台で熱演する「ザ・コウチョーズ」
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「笑いの力」を語った海老原靖芳さん
「笑いの力」を語った海老原靖芳さん
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 佐世保市の小学校校長2人が結成した異色のコントコンビ「ザ・コウチョーズ」が11日、同市三浦町のアルカスSASEBOであった県校長会研究大会佐世保大会で、ついに“デビュー”を果たした。2人が汗をかきながら舞台で見せたプロ顔負けの熱演に約500人の校長先生たちは大爆笑。この日だけのコンビだったが、「笑いで楽しい学校にしたい」という狙いは会場に伝わったようだ。

 大会に講師として招かれた同市石坂町の放送作家海老原靖芳さん(65)が「笑いの力」をテーマに講演するに当たり、「どうせなら実践してもらおう」とコントの実演を提案。台本は海老原さんが書き、松瀬伸吾さん(55)=吉井南小=と吉本哲也さん(59)=宮小=がコンビに選ばれた。

 海老原さんの講演の終盤に、2人は盛大な拍手に迎えられて登場。医者と患者の役で話は進み、「どうされましたか」と医者役の吉本さんが何度も尋ねても患者役の松瀬さんは無言だったので「あなたは、“へんとうせん”ですね」と吉本さん。駄じゃれを使った軽妙な掛け合いが続き、オチの度に大きな笑いと拍手に包まれた。

 約10分間の舞台を終えた2人は「心臓が口から飛び出なくてよかった」(吉本さん)「これでお笑い界に未練はない」(松瀬さん)と最後まで笑いを誘っていたが、海老原さんは「2人の一生懸命さが伝わったし、人を楽しませようとする真剣さはプロ以上だった」と絶賛していた。

 見ていた福島養源小(松浦市)の稲栄浩保校長(53)は「笑いのある学校は良いと、2人の先生が見せてくれた。自分も楽しい学校経営をしたい」。ときわ台小(西海市)の山脇比富美校長(59)は「生徒が老人ホームと交流をする時に『笑顔が一番の薬』と教わる。やっぱり笑顔は大事」と感心しきり。コントの後、海老原さんは「2人が今までにない経験をして、笑顔になったことが大事。コミュニケーションが取りにくい世の中だが、長崎の教育界は違うんだというところを見せてほしい」と会場に呼び掛けていた。

=2018/05/12付 西日本新聞朝刊=

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