潜伏キリシタンの信仰を音楽で表現 「ななつ星」演出のバイオリニスト 組曲「祈りの島」披露 [長崎県]

潜伏キリシタンをモチーフにした組曲を披露した大迫淳英さん
潜伏キリシタンをモチーフにした組曲を披露した大迫淳英さん
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 潜伏キリシタン遺産シンポでは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の音楽を演出したバイオリニスト大迫淳英さん(44)が、潜伏キリシタンをイメージして作った組曲「祈りの島」を披露。来場者は祈りの旋律に聞き入った。

 福岡市に音楽事務所を持つ大迫さんは、2013年の運行開始からななつ星の車内演奏を手掛け、自身も336回乗車しバイオリンを奏でた。14年、ななつ星の旅程で出会った画家が描く五島列島の教会などに興味を持ち「信仰を音楽で表現したい」と決意。自ら島々に約20回渡り、信徒らに取材して組曲を作った。

 組曲は禁教期に長崎市・外海地域から五島列島へ移住した信徒の心情を表した「希望の船出」で始まり、弾圧下でも信仰を貫いた姿を描いた「祈り」などが続き、禁教期が明ける「讃歌(さんか)」で終わる。12の構成資産を踏まえて再構成し、この日披露した。大迫さんは「組曲をきっかけに長崎を訪れる人が増えてほしい」と話した。

=2018/05/13付 西日本新聞朝刊=

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