溶岩ドームに「仏岩」 普賢岳に93年形成 研究者ら“命名” [長崎県]

標高1450メートル付近から望む「仏岩」。後方には島原市街地と有明海を望む
標高1450メートル付近から望む「仏岩」。後方には島原市街地と有明海を望む
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 雲仙・普賢岳の噴火活動で出現した溶岩ドーム(平成新山、1483メートル)にたたずむ岩が「仏の顔のように見える」と、研究者や防災関係者の間で話題になっている。一部関係者は「仏岩(ほとけいわ)」と命名。14日、ドームの現状を視察する防災登山で初めて岩を確認した古川隆三郎・島原市長は「いつまでも山を見守ってほしい」と手を合わせた。

 溶岩ドームは崩落の危険があり、島原半島3市は一帯の約950ヘクタールを警戒区域に指定。研究者や警察、消防などに限り市長の許可で立ち入りが認められる。

 仏岩はドーム東側に位置する区域内にあり、一般登山道からは見えない。研究者によると、溶岩が東側に流れ出ていた1993年の秋ごろに形成されたとみられる。

 仏岩の一帯は区域内でも特に崩落の危険が高く、国土交通省雲仙復興事務所などが動向を監視する一方、下方部では堤防の設置工事が進む。九州大地震火山観測研究センターの松島健准教授(58)は「熊本地震の揺れでも動きはなかったが、普賢岳直下で地震が起きれば崩落の恐れはある。常に警戒が必要」と説いている。

=2018/05/20付 西日本新聞朝刊=

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