新上五島で瞬間風速42.2メートル 台風7号 対馬で避難指示 [長崎県]

台風7号の暴風で全壊した長崎市神ノ島町の倉庫
台風7号の暴風で全壊した長崎市神ノ島町の倉庫
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佐世保市鹿町町の歌浦小では、プールサイドのフェンスがなぎ倒された
佐世保市鹿町町の歌浦小では、プールサイドのフェンスがなぎ倒された
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長崎市高浜町では、2階建てアパートの屋根の一部が飛ばされ、敷地にがれきが散乱した
長崎市高浜町では、2階建てアパートの屋根の一部が飛ばされ、敷地にがれきが散乱した
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 台風7号は3日、県内の離島と本土の一部を暴風域に巻き込み、長崎西の海上を北寄りに進んだ。新上五島町頭ケ島では観測史上タイの瞬間風速42・2メートルを記録、五島市上大津では同日夕までの24時間で167ミリの強い雨が降った。対馬市は12世帯17人に避難指示を出した(午後7時現在)。長崎市で通行人が強風にあおられて転倒するなど、けが人も出た。陸海空の交通機関は終日乱れ、一部では4日も影響が残る。

 県災害警戒本部などによると、転倒して救急車で運ばれた人など、長崎市では観光客を含め6人が軽傷を負った。佐世保市と新上五島町では強風で割れたガラスの破片で2人がけがをした。県内では午後4時現在、長崎、平戸両市などで約千人が自主避難、災害に備えた。

 長崎市高浜町では木造2階建てアパートの屋根がはがれて、がれきが周囲に散乱。所有者の山口秋代さん(70)は「屋根が飛ぶとは思わなかった。落ちた時の衝撃がすごかった」。同市神ノ島町3丁目では車両整備などに使われていた倉庫1棟が倒壊し、風で飛んだ建材が隣接する運送会社の建物やタンクローリーに接触した。倉庫は無人でけが人はなかった。

 佐世保市鹿町町下歌ケ浦では歌浦小のプールサイドの金属製フェンスが10メートルにわたって倒れた。休校だったため児童に被害はなかった。

 九州電力によると、五島市と長崎市を中心に県内で約6万1千戸(午後5時現在)が停電する影響が出た。

 交通機関では海上の大半が始発から全便を欠航。空の便も東京や大阪行きの早朝便を除いて欠航した。長崎と九州各地を結ぶ高速バスは午後から運休した。

 交通網の一部は4日午前まで影響が残り、佐世保-上五島、長崎-五島、上五島が欠航する。

=2018/07/04付 西日本新聞朝刊=

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