長崎公園のトックリノキ、枯死 上海航路で長崎へ、市民に愛され87年 [長崎県]

枯死した長崎公園のトックリノキ
枯死した長崎公園のトックリノキ
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 長崎市天然記念物「長崎公園のトックリノキ」の枯死が確認された。1931年に上海から持ち込まれ、市中心部の長崎公園に植栽されて87年。高さ7・8メートル、幹回り3・45メートルは国内最大級。長らく市民に親しまれてきたが一昨年の寒波で弱っていたという。

 トックリノキはオーストラリア原産の常緑樹。幹の部分が徳利(とっくり)のように太くなっているのが名前の由来。長崎・上海間は1923~43年に「日華連絡船」が就航しており、上海で造園業を営んでいた長崎市出身の男性が市に寄贈したという。

 寒波の襲来を受けた後に枝が枯れているのが分かり、枝を切って新芽が吹くのを待っていたが、今年5月に完全に枯死したことが確認されたという。市は3日付で記念物指定を解除、27日に伐採作業が行われる。

=2018/07/22付 西日本新聞朝刊=

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