佐世保・黒島天主堂で絵画展 世界遺産登録記念 祈りをテーマ [長崎県]

作品を鑑賞する関係者たち
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絵画展の開会式に参加した「十三乃筆の会」のメンバーや教会関係者ら
絵画展の開会式に参加した「十三乃筆の会」のメンバーや教会関係者ら
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 世界文化遺産に登録となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をテーマにした絵画展が佐世保市黒島町の黒島天主堂で開かれている。6月中旬や7、8月に同市の島瀬美術センターで開かれた絵画展の第2弾で、世界文化遺産登録後、黒島天主堂で初めての記念行事となった。入場無料。19日まで。

 佐世保市を中心に県内の13人の画家でつくる「十三乃筆の会」(大村哲史会長)が主催。8日の開会式では、同会のメンバーや佐世保市教委、教会関係者、島民ら約50人が集まった。佐世保市を中心に活動する弦楽四重奏「レグルス・カルテット」の記念演奏などを楽しんだ。

 教会内には、13人が描いた油彩や水彩など22点を展示。「静黙~『共鳴する海と祈りと教会群』」をテーマに、構成資産の黒島天主堂や大浦天主堂(長崎市)などが鮮やかに描写されている。

 事務局長の福田寛さん(70)は、黒島天主堂を題材にした1点を含む作品2点を出展した。「祈る修道女にステンドグラスを通した光が差し込む、神秘的な作品に仕上がった。事務局長として、黒島天主堂で絵画展を開催できたことはうれしい」と実感を込める。

 日ごろから天主堂に通う同市黒島町の岡京子さん(65)は「教会の細かいところまできれいに書けています。たくさんの人に教会に来てほしい」。天主堂・主任司祭の大山繁さん(72)は「黒島天主堂で開く初めての絵画展。作品から、祈りの喜びや力強さが伝わってくる。今後も愛される教会を目指します」と話していた。

=2018/08/11付 西日本新聞朝刊=

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