市有地4500筆、移転未了 旧町が登記手続き怠る 西海市 [長崎県]

 西海市は11日、公共事業で取得したにもかかわらず、登記の移転手続きを終えていない土地が今年3月末時点で4506筆あることを明らかにした。総面積は端島(軍艦島、長崎市)11・6個分に当たる約73万2千平方メートル。合併前の旧町が手続きを怠っていたのが主な原因で、数年前から手続きを進めているが完了は全体の1割程度という。

 財務課などによると、内訳は市道4309筆(約63万平方メートル)▽農林道146筆(約8万8千平方メートル)▽水道施設や教育施設など51筆(約1万4千平方メートル)-。2005年に合併する前の旧5町時代、交通量の増加で農家などが所有する農道を町道に変更するケースが相次ぎ、登記を後回しにした結果、放置された可能性があるという。

 最も多い旧西海町は約2800筆が過去の所有者の名義になっていた。固定資産税の誤徴収などは起きていないが、すべての手続きを終えるには「しばらくかかる」(執行部)。市議会9月定例会で清水正明市議の一般質問に答弁した。

=2018/09/12付 西日本新聞朝刊=

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