イタリアに向け情報発信 長崎歴史文化博物館アンバサダーにオディーノさん 「日本好きの若者呼び込みたい」 [長崎県]

「長崎の人たちにイタリアのことも伝えたい」と話すヴァレンティーナ・オディーノさん
「長崎の人たちにイタリアのことも伝えたい」と話すヴァレンティーナ・オディーノさん
写真を見る

 長崎市の長崎歴史文化博物館は、館の多言語対応や海外への情報発信を担う「れきぶんアンバサダー」に、イタリア出身のヴァレンティーナ・オディーノさん(26)を1日付で採用した。日本語と英語が堪能なオディーノさんは「イタリアでは約4千人が日本語を学んでいる。日本に関心がある若者を呼び込みたい」と意気込んでいる。

 北部のトリノ近郊の町で生まれ育った。子どもの頃、「ドラえもん」「セーラームーン」などのテレビアニメを見た影響で日本に関心を持ち、トリノ大学で日本語と日本文化を専攻。日本研究で定評があるベネチア大大学院に進み、今年3月まで学んだ。昨秋、イタリアを訪れた同館の水嶋英治館長を案内した縁で「れきぶんアンバサダー」採用試験を知り、日本で働くという夢をかなえた。

 学生時代、金沢と名古屋でそれぞれ短期語学留学を経験した。九州は初めての滞在だが、「オラショなど、かくれキリシタンの信仰について研究したことがあり、長崎で知識を深めたい」とオディーノさん。ラテン語も理解できるオディーノさんに対し、水嶋館長は「博物館の資料研究にも協力してもらい、イタリアとのパイプを強化していきたい」と期待を寄せる。

=2018/09/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]