「被爆クスノキ」保存へ基金 長崎市 福山雅治さん主導の募金基に [長崎県]

 長崎市は19日、市内に残る被爆樹木の保存費に充てる基金を設立することを明らかにした。同市出身のシンガー・ソングライター、福山雅治さんがライブ会場などで集めた募金約450万円が基になる。被爆2世の福山さんは2014年、爆心地に近い山王神社の樹齢500~600年のクスノキを題材に楽曲「クスノキ」を発表。ファンに保存の協力を呼び掛けていた。

 被爆時の爆風にも負けず、今も緑を絶やさない生命力を歌い上げた福山さん。所属事務所に「クスノキ募金」を設けて寄付を続け、他の被爆樹木の保存にも貢献しようと考え、市との連携につながった。

 市は原爆の痕跡が強く残る樹木30本のうち、民間の21本の保存費75%を補助。所有者の負担を軽くするため、市が設ける「クスノキ基金」で残りを賄う。

 福山さんは事務所ホームページに「平和と再生、生命のたくましさの象徴である被爆クスノキをはじめ、被爆樹木の存続のために、少しでもお役に立てれば」とコメント。今後も寄付を呼び掛け、基金に積み立てる。

=2018/11/20付 西日本新聞朝刊=

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