下村さん650人しのぶ 長崎大で「お別れの会」 [長崎県]

下村脩さんの母校・長崎大であったお別れの会。白菊でオワンクラゲを描いた祭壇が設けられた
下村脩さんの母校・長崎大であったお別れの会。白菊でオワンクラゲを描いた祭壇が設けられた
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 長崎大で2日にあった下村脩さん(享年90)のお別れの会には、友人や大学、行政関係者ら約650人が出席した。京都で生まれ、米国で研究生活を送りながらも、幼少から学生時代までを過ごした長崎県をたびたび訪れた下村さん。出席者たちは「生粋の長崎人であり、郷土の誇り」(中村法道知事)と地元ゆかりのノーベル化学賞受賞者をしのんだ。

 下村さんは昨年12月から長崎市に滞在し、今年10月に老衰のため死去した。妻明美さん(82)はお別れの会で「納得するまで努力を重ねる人だった」と振り返った。下村さんは亡くなる前夜、ベッドの頭の高さを何度も自分で調整し「オッケーの手を上げて、間もなく、気持ちよく安らかに眠った」と語った。

 米国在住で同じ科学者の長男努さん(54)は「未知の世界を恐れてはいけないことを教わった」と述べた。出席者は献花をして、下村さんとの別れを惜しんだ。

=2018/12/03付 西日本新聞朝刊=

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