「多良海道」創作劇でPR 諫早市と佐賀・太良町結ぶ街道 「伝説のイケメン」登場 [長崎県]

公演に向けて練習に励む荒木宏志さん(左手前)ら
公演に向けて練習に励む荒木宏志さん(左手前)ら
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 県境を挟んで隣り合う諫早市と佐賀県太良町の住民が、有明海沿いの街道「多良海道」の魅力を紹介する創作劇「寺侍 岳(たけ)の新太郎」を15日に太良町、20日に諫早市で上演する。岳の新太郎は江戸時代半ばに実在したという「伝説のイケメン」。歴史ドラマに竹崎カニ(太良町)などのグルメを交えたエンターテインメント性の高い舞台になりそうだ。

 新太郎は多良岳にある女人禁制の金泉寺(諫早市)の寺侍。端正な顔立ちが評判で、里に下りてくるのを娘たちが待っていた-。そんな女心を表す民謡「岳の新太郎さん」が太良町や諫早市高来町に伝わる。

 創作劇は多良海道をPRしようと、両市町の観光協会などが企画。諫早市で演劇などをプロデュースする「エヌケースリードリームプロ」代表の渡辺享介さん(48)が、新太郎に嫉妬する佐賀藩諫早領の家臣早田市右衛門を主人公にして脚本を書いた。

 市右衛門は明治初期、諫早領だった竹崎島(太良町)に洋式灯台を建てたことで知られる。新太郎とは時代が異なるが、演出も手掛ける渡辺さんは「街道で結ばれた諫早市と太良町の歴史を、これからのまちづくりのヒントにしてもらえれば」と意気込む。

 舞台には金泉寺を建立した空海、佐賀藩の礎を築いた戦国武将の龍造寺隆信も時空を超えて登場する。演じるのは「劇団ヒロシ軍」の座長で市右衛門役の荒木宏志さん(31)、劇団員や演歌歌手、エキストラ役の住民ら約30人。

 15日は太良町の自然休養村管理センター、20日は諫早文化会館で、いずれも午後7時開演。入場無料。

=2018/12/12付 西日本新聞朝刊=

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