「被爆を後世に伝える」「成長し故郷に還元」 新成人代表、式典で誓い [長崎県]

長崎市の式典会場で記念撮影する晴れ着姿の新成人たち
長崎市の式典会場で記念撮影する晴れ着姿の新成人たち
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佐世保市の会場ではYOSAKOI演舞に新成人も参加
佐世保市の会場ではYOSAKOI演舞に新成人も参加
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 平成最後となる成人式が13日、長崎市や佐世保市など県内8市町で行われた。県内の新成人は1万3653人で、30年前の平成元年(1989年)に比べ4割減。会場では色鮮やかな振り袖や真新しいスーツ姿の新成人が、自分たちが主役となる平成の「次の時代」での活躍を誓った。

 長崎市の式には2750人が参加し、新成人代表として関西学院大法学部2年の酒井大河さん(20)があいさつ。長崎原爆について「私たちは被爆者の声が聞ける最後の時代と言われている。長崎が被爆したことを後世に伝えていく」と力を込めた。会場では被爆者ら25人が核兵器廃絶を求める署名を行い、新成人が次々と応じた。同市宿町の今里有里菜さん(20)は「次の時代で核兵器廃絶が実現してほしい」。

 佐世保市の式には約1700人が来場。式典前には、佐世保の祭りとして新成人と同じ年月を重ねたYOSAKOIの演舞があり、門出を祝福した。代表としてあいさつした2人のうち、佐世保高専5年の石井良太さん(19)は就職で故郷を離れる。壇上では学生時代の思い出を振り返り「佐世保を忘れることなくステップアップし、故郷に還元したい」と語った。

 平成はどのような時代だったか-。「SNS(会員制交流サイト)などが普及し、進化した時代」「自然災害が印象に残る」と新成人たち。次の時代には「若い人が生きやすい時代になってほしい」「他国と協力し合えるように」と願う声が多かった。

=2019/01/14付 西日本新聞朝刊=

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