「ガチャポン」長崎空港で“増殖” 90台→324台 「日本らしい」安価な土産、外国人に人気 [長崎県]

長崎空港ターミナルの「ガチャポン」コーナー。キャラクター商品から模型までさまざまな玩具が並ぶ
長崎空港ターミナルの「ガチャポン」コーナー。キャラクター商品から模型までさまざまな玩具が並ぶ
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外国人観光客の人気を集めるのは動物や精巧な模型、漫画キャラクターだとか
外国人観光客の人気を集めるのは動物や精巧な模型、漫画キャラクターだとか
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 長崎空港(大村市)のターミナルで玩具のカプセル販売機、通称「ガチャポン」が“増殖”している。2015年に90台を設置して以来、コーナーの拡張を繰り返し、3年余りで「県内の施設ではハウステンボスに次いで多い」(同空港ビルディング)という324台に増えた。100円玉数枚の手頃な値段で買える精巧な玩具は外国人観光客にも「日本らしいお土産」として好評だ。

 実は、「ガチャポン」を導入したのは苦肉の策。ターミナルの商業面積は消防法で上限が設けられており、外国人客の増加を受けて国際線ロビーの免税店を拡張した分、その他の売店の面積を縮小せざるをえなかったのが発端だ。

 空いたスペースを埋めるため、「無人販売ならば問題ないのでは」(同空港ビルディング)と15年10月、2階の売店エリアの一角にお目見えしたのが「ガチャポン」コーナー。90台を並べてみると、出発までの待ち時間がある家族連れなどが訪れるようになり「予想以上に好評だった」。

 以来、「ガチャポン」は増え続け、昨年12月27日にオープンした子ども向けの遊び場「きっずらんど2」にも36台を移設。現在は1、2階の6カ所に「ガチャポン」コーナーを設けている。出国前の外国人客が小銭を使い果たす目的でハンドルを回すケースも多く、国際線近くのコーナーには「日本での最後のお土産に」と英中韓3カ国語で呼び掛ける案内板もある。

 台数が増えたこともあり、17年度の「ガチャポン」の売り上げは前年比2・5倍だった。人気上位は「アンパンマン」「ドラえもん」など子ども向けのキャラクターだが、外国人観光客には海外にもファンが多い「ドラゴンボール」のほか、動物や家具などの模型も受けがいいという。ビルディングの担当者は「ガチャポンをアピールして、乗客以外の人も空港を楽しんでもらいたい」と意気込む。

=2019/01/17付 西日本新聞朝刊=

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