写真集「印象長崎」香港で出版 風景や市民の日常紹介 各国のカメラマンが撮影 [長崎県]

「印象長崎」を出版した香港中国旅遊出版社の周鋒副社長(中央)ら
「印象長崎」を出版した香港中国旅遊出版社の周鋒副社長(中央)ら
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 日本や中国の写真家約20人が、県内の景色や文化を写し取った写真集「印象長崎」が香港で出版された。古くから交易で栄えた長崎の歴史を物語る中国式寺院や市民の日常を、約140枚の写真で紹介。日中2カ国語の説明も添えている。出版元の香港中国旅遊出版社は「多くの人に長崎の美しさを伝えたい」としている。

 写真を提供しているのは、2017年の県主催の撮影ツアーに参加した各国の写真家たち。旅行雑誌などに掲載された作品から出版社が厳選した。

 長崎市の孔子廟(びょう)や新地中華街、豊漁に沸く平戸市の生月港、波佐見焼の工房…。同じ県内でも多様な文化が根付く長崎ならではの風景をとらえている。キリシタンの弾圧や長崎原爆の惨禍、朽ちゆく端島(軍艦島)にも目を向け、内容に厚みを持たせた。

 全184ページ。今月23日には出版社の周鋒副社長が県庁を訪れ、中村法道知事に100部を寄贈。周氏は「香港では良い反響があった。たくさんの読者が長崎に来ることを願っている」と述べた。国内での販売はないが、県庁内の県民センターや各振興局で閲覧できる。

 長崎と香港間は、今月19日から香港の格安航空会社(LCC)が初の定期直航便を週3往復運航。県は写真集が交流拡大の一助になることを期待している。

=2019/01/28付 西日本新聞朝刊=

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