「動く電車の博物館」3両引退へ 3月末 長崎電気軌道、撮影会など企画 [長崎県]

箱根登山鉄道で走っていた150形。大正生まれの車両だ
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元「東京都電」として人気を集めていた700形
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元仙台市電の1050形。動く状態で残る最後の1両だった
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 60年以上前に製造され、レトロな風情で鉄道ファンの人気を集めていた長崎電気軌道(長崎市)の3両の路面電車が3月末で引退することになった。いずれも他都市から譲り受けたもので、電気軌道が「動く電車の博物館」と呼ばれるゆえんだった。平地が少なく、駐車場が不足する長崎で長年、市民の足として活躍した3両。同社はさよなら運行や撮影会を企画し、労をねぎらう。

 1日、同社が発表した。最も古いのは1925年製。「箱根登山鉄道」が神奈川県小田原市の市街地で運行、廃線後、57年に長崎にやって来た。塗料を塗り直すなど「少しでも現役で」と努力してきたが、限界が来た。他の2両は「東京都交通局」と「仙台市交通局」が走らせていた。それぞれ69年、76年に来た。

 近年では高齢者に配慮した低床車が増え、イベント時のみ走行していた。引退後、解体される。同社は3両以外にも福岡から譲り受けた11年製、熊本からの53年製の2両を所有している。

=2019/02/02付 西日本新聞朝刊=

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