石井筆子の伝記漫画刊行 女子や知的障害児教育に貢献 大村市内小中学校などに寄贈へ [長崎県]

大村市の小中学校などに寄贈される「おおむら人物伝 石井筆子」
大村市の小中学校などに寄贈される「おおむら人物伝 石井筆子」
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 大村市文化・スポーツ振興財団は、同市出身で明治から昭和初期にかけて女子や知的障害児の教育に貢献した石井筆子(1861~1944)の伝記漫画「おおむら人物伝 石井筆子」を刊行した。8800冊を市内の小中学校や放課後児童クラブに寄贈する。

 筆子は戊辰戦争で活躍した大村藩の藩士で、貴族院議員を務めた渡辺清の長女。官立東京女学校で学んだ後、欧州へ留学。帰国後は女学校の校長を務めたほか、1891(明治24)年に夫の亮一が創設した国内初の知的障害児者のための福祉施設「滝乃川学園」(東京都)の運営に携わった。

 「人物伝」は日本財団の助成で出版。単行本サイズで、筆子の生涯を漫画でたどるほか、同時代に活躍した大村ゆかりの人物も紹介する。監修した富松神社宮司の久田松和則さん(69)は「全ての人に教育が必要と考えた筆子の精神を大村の子どもたちが受け継いでほしい」と話す。

=2019/02/05付 西日本新聞朝刊=

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