溶岩ドーム、年6センチずつ東南東へ 普賢岳 特段変化なし [長崎県]

 雲仙・普賢岳の溶岩ドーム崩壊の防災対策に取り組む溶岩ドームソフト対策検討委員会(委員長=下川悦郎鹿児島大名誉教授、15人)が8日、島原市内で開かれ、年に平均6センチずつ東南東方向にずり落ちている溶岩ドームの動きに「特段の変化が見られない」ことを確認した。降雨や地震による明確な動きの変化もなかった。

 現在、国土交通省雲仙復興事務所が7種類の観測機器でドーム表面の動きを観測しているが、内部のひずみや変化は検出できない。このためボーリングなどによる内部構造の調査の必要性も指摘された。

 同事務所によると、溶岩ドーム(長さ約600メートル、幅約500メートル、体積約1億立方メートル)は火山噴出物の上に載っている不安定な状態で、1997年の観測開始以来、約1・29メートル動いている。大規模崩落で岩屑(がんせつ)なだれが起きると、水無川流域の約500世帯が影響を受ける恐れがあるとされる。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

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