雲仙ブロッコリー部会が「日本農業賞」大賞 集団組織の部 首都圏に販路、ブランド確立 [長崎県]

日本農業賞の「集団組織の部」で大賞を受賞した雲仙ブロッコリー部会の本多幸成部会長
日本農業賞の「集団組織の部」で大賞を受賞した雲仙ブロッコリー部会の本多幸成部会長
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 JA島原雲仙(雲仙市)の雲仙ブロッコリー部会(本多幸成部会長、52人)が、農業経営や技術改善に意欲的に取り組む団体や個人を表彰する第48回日本農業賞の「集団組織の部」大賞に選ばれた。表彰式は9日に東京である。

 日本農業賞は、国際競争力のある農業の確立を目指し、全国農業協同組合中央会などが主催。集団組織と個人経営などの部があり、集団組織では95件の応募から3件が大賞に輝いた。

 同部会は約40年前に旧吾妻町(雲仙市)内のブロッコリー生産農家で発足。1997年に農地区画の大型化などの基盤整備に着手し、大型機械の導入で作業の効率化や栽培面積の拡大を進めた。2017年度は約151ヘクタールで1372トンを生産し、売上高は約6億4千万円。県内のブロッコリー生産の6割を占める。

 氷詰めで鮮度を保ったまま出荷することで、首都圏まで販路を伸ばし「雲仙ブロッコリー」のブランドを確立。市場の評価も高く、取引価格は高値で安定しているという。土壌や気候に合った品種の研究など若手後継者の活発な活動や研修生の受け入れ・営農支援も評価され、大賞につながった。

 本多部会長(60)は「部会員の地道な取り組みの成果。営農や出荷環境を整えることができ、いい形で後継者にバトンタッチできる」と喜んでいる。

=2019/03/08付 西日本新聞朝刊=

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