「めだかの学校」に幕 高齢者の集いの場100回迎え卒業式 松浦市 [長崎県]

「松浦年輪塾めだかの学校」の卒業生と関係者。卒業式は「蛍の光」で締めくくった
「松浦年輪塾めだかの学校」の卒業生と関係者。卒業式は「蛍の光」で締めくくった
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 松浦市志佐町の高齢者が月に1度集い、歌やゲームで交流する「松浦年輪塾めだかの学校」の卒業式が15日、市生涯学習センターであった。今年2月で100回の節目を迎え、学校はいったん幕を下ろす。15人の卒業生の中には、別れを惜しみ、ハンカチを目に当てる人もいた。

 めだかの学校は2010年11月、会長で元小学校校長の長田慎太郎さん(75)、副会長で元小学校教諭の大内和子さん(83)の呼び掛けで発足。市や社会福祉協議会の協力を得て、第3金曜午前に生涯学習センターを学びやとしてきた。

 参加者は毎回「私たち高齢者は人生の達人。笑いと感動を大事にします」と学校のモットーを唱和し、1人ずつ「今日の一言」を発表。童謡や懐メロを歌い、的当てゲームに興じる。誕生月の人はプレゼントをもらい、今後の人生の抱負を語った。

 「めだかの学校の歌詞通り、誰が生徒か先生か分からない水平な学校なんです」と大内さん。松浦市に40カ所以上ある高齢者集いの場の見本となった。

 卒業式では、長田さんが「純粋誠実」「笑顔多芸」など、一人一人の個性を表す4文字を添えた卒業証書を手渡した。

 13年に「松浦版ふるさとかるた」を作ったのも良き思い出。絵を描いた顧問の武部和彦さん(70)は「国のイベント東京五輪 年齢(とし)を重ねて二度目の楽しみ」など、壁に貼った絵札でこれまでの歩みを振り返った。

 長田さん作成の「昭和100年年表」の末尾に、めだかの学校についてこう記されていた。「ひとまずここまで、まだまだ続く」。場所や形を変えて再開することを検討している。

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

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