「けんかかと思った」ランチ時、天神騒然 福岡強奪事件

白昼の現金強奪に騒然とする現場周辺=20日午後2時9分、福岡市・天神
白昼の現金強奪に騒然とする現場周辺=20日午後2時9分、福岡市・天神
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 「まさか、こんなところで、それも真っ昼間に」-。福岡市・天神で起きた3億8400万円強奪事件に、周囲の企業の社員や店の従業員たちは信じられないような表情を浮かべた。

 現場はオフィスビルや金融機関の支店が並ぶ繁華街の一角で、発生時は多くの企業が昼休みの時間帯。通りには昼食を取ろうとするサラリーマンが目立ち、現場から約200メートル離れた福岡市役所西側ふれあい広場では、イベントの準備作業も行われていた。

 事件現場の近くのビルに入る会社の男性社員(36)は、食事を取ろうと歩いていたところ、車を追い掛ける男性の姿を目撃した。「叫んでいたので、けんかかと思った。後で強盗事件と聞いてびっくりした」。現場近くでたばこ店を営む女性(70)も「30年以上店をしているが、こんな事件が起きたことはない。天神の真ん中で、人通りも多いのに」と話した。

 事件発生後、現場はパトカーや警察官が集まり、規制線が張られた。周りに人だかりができ、騒然となった。

 福岡市では昨年7月にも、JR博多駅筑紫口近くの路上で、約6億円相当の金塊が盗まれる事件が起きている。「この1年間に2度も大金が奪われる事件が起きて、街を歩くのも怖い」。福岡市東区の会社員女性(31)は心配そうに話した。 

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=

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