「立花宗茂を大河ドラマに」 柳川市、7月に招致委

立花宗茂像(立花家史料館蔵)
立花宗茂像(立花家史料館蔵)
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〓千代像(良清寺蔵)
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 川下り観光で知られる福岡県柳川市と市内4団体が、2020年NHK大河ドラマの招致を目指し、県や福岡市など県内自治体をはじめ、企業、歴史学者を巻き込んだ招致委員会を7月に結成する計画を進めている。主人公は柳川藩初代藩主の立花宗茂(1567~1642)と妻の〓千代(ぎんちよ)(1569~1602)。実現すれば、県内全体の経済効果を300億円、観光客150万人増を見込む。

 2020年は、関ケ原の合戦(1600年)で西軍に付き、柳川を追われた宗茂が、苦難の末に藩主に返り咲いて400年。市内では1872年に焼失した柳川城の再建運動も起こっており、市は招致実現に必要な地元の盛り上がりが生み出せると判断した。

 市は3月、立花家の資料を管理する立花財団、柳川商工会議所、市観光協会、柳川フィルムコミッションと準備会を発足。2008年の「篤姫」や来年の「西郷(せご)どん」の招致に成功した鹿児島県をモデルに戦略を練った。招致委に招くのは県や、〓千代と宗茂が城主を務めた立花山城があった福岡市、新宮町、久山町のほか、宗茂の父が戦死した太宰府市、〓千代が生まれた久留米市など約10の市町を想定。県内の主要企業も募り、時代考証のため県内の大学や博物館の歴史学者にも入ってもらう。

 立花財団理事で立花家史料館の植野かおり館長は「(宗茂が主人公ならば)大分の大友宗麟、鹿児島の島津義弘、熊本の加藤清正など九州ゆかりの武将も登場し、九州全体を活性化させるドラマになる」と意義を語る。

※〓は「門がまえ」に「言」

=2017/04/23付 西日本新聞朝刊=

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