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呼気、運転中もチェック 車内センサー、福岡の企業開発

ゲーム用の小型ハンドル奥にセンサーを装着したイメージ。運転手の呼気中のアルコール濃度を常時計測、パソコンに送信する=23日、福岡市博多区
ゲーム用の小型ハンドル奥にセンサーを装着したイメージ。運転手の呼気中のアルコール濃度を常時計測、パソコンに送信する=23日、福岡市博多区
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 運転手の呼気に含まれるアルコール濃度を車内で常時計測できる全国初のセンサーを、福岡市のベンチャー企業が開発した。バスやタクシー、トラック業界では息を吹きかけるタイプの検知器による乗車前の飲酒チェックが一般的だが、センサーを車内に装着することで乗車中も検知できるのが特長。情報はインターネットで管理者に即時に伝えられる。来年5月、運送会社やバス会社向けに発売する。

 ソフトウエア開発の「エフェクト」(福岡市博多区)が手掛けた。福岡県の補助金を受け、2015年秋から開発してきた。

 センサー本体はたばこケースほどの大きさ。ハンドル奥など運転手の口から50~80センチ離れた箇所に装着することで、呼気中のアルコール濃度を高い精度で測れる。実証実験では、酒に酔った人が運転席以外に座ってもセンサーへの影響はほとんどなかったという。

 センサーが検知した情報は座席下などに置く中継器を通じ、車外の指定されたパソコンにインターネット回線で送信される。本社の管理者が運転手の飲酒の疑いを把握できるため、飲酒運転の抑止に効果が期待される。

 過去の飲酒運転事故には、運転手が「コンビニで酒を買って飲んだ」などと乗務の合間に飲酒したとみられるケースもある。同社には既に損害保険会社などから問い合わせがあり、光安淳社長は「福岡の長年の課題である飲酒運転を撲滅する力になりたい」と話す。

=2017/08/25付 西日本新聞朝刊=

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