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新燃岳が6年ぶり噴火 「警戒レベル3」に引き上げ

火口付近から噴煙を上げる霧島連山・新燃岳(宮崎県高原町提供)
火口付近から噴煙を上げる霧島連山・新燃岳(宮崎県高原町提供)
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新燃岳の地図
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 11日午前5時34分、宮崎、鹿児島県境にある霧島連山の新燃(しんもえ)岳(だけ)が噴火した。噴火は2011年9月7日以来、約6年ぶり。噴火は続いている上、噴煙量も増加しており、気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げるとともに、火口から約2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

 気象庁によると、噴煙は火口縁から北東側に最大300メートルまで上がり、宮崎県高原町などで少量の降灰があった。噴石の飛散は確認されておらず、宮崎、鹿児島両県によると、けが人など被害の情報は入っていない。

 新燃岳では地下でマグマや熱水、火山ガスが移動して起こるとされる火山性微動の振幅が増大。山体が膨張する傾斜変動も続いている。鹿児島県や宮崎県高原町などは災害警戒本部を設置。政府は首相官邸の内閣危機管理センターに情報連絡室を設け、情報収集に当たる。

 今年9月23日ごろから火山性地震が増え、気象庁は10月5日、新燃岳の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2に引き上げていた。16年に749回起きた火山性地震は、6日に163回、9日には175回発生。今年は10日までに計1284回(速報値)に達していた。火山性微動も9日以降、複数回観測されている。

 気象庁は11日記者会見し「今後、さらに活動が活発になる可能性がある」と説明。鹿児島大の井村隆介准教授(火山地質学)は「今回の噴火でマグマが出ているのかは分からないが、マグマは蓄積しているとみられる。11年と同規模の噴火が起こってもおかしくなく、注意が必要だ」と話している。

=2017/10/11付 西日本新聞夕刊=

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