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朝鮮通信使 記憶遺産に ユネスコ 日韓申請、初登録へ

 江戸時代に朝鮮半島から日本に派遣された外交使節の資料「朝鮮通信使に関する記録」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録される見通しとなった。27日、関係者が明らかにした。近く正式に発表される見込み。長崎県対馬市のNPO法人「朝鮮通信使縁地連絡協議会」(縁地連)と、韓国・釜山市の「釜山文化財団」が2016年3月に共同申請していた。両国の資料が共同で登録されるのは初めて。

 登録を審査するユネスコ国際諮問委員会は24日、パリで始まり、27日に最終会合を開催。諮問委の勧告を踏まえ、ユネスコ事務局長が最終決定し、発表する。

 朝鮮通信使は、朝鮮国王が徳川将軍家に派遣した使節団。対馬や江戸を経て、徳川家康が祭られる日光東照宮(栃木県)まで、一行が通った地域に外交文書や行列の様子を記した絵などが残っており、日本側48件209点、韓国側63件124点の計333点の登録を共同申請した。

 交流を続けた約200年間は、平和外交が維持された。申請した日韓の団体は「平和共存関係と異文化尊重を志向する人類共通の課題を解決するものとして、普遍的な価値がある」とユネスコに説明してきた。

 釜山文化財団によると、02年ごろから両団体の交流が深まり、共同申請は12年に同財団側が縁地連に提案した。

 当初、両国政府の推薦を受けた申請も選択肢にあったが、日韓関係の悪化もあり、14年春ごろに民間による共同申請を目指す方針に切り替えた。


=2017/10/28付 西日本新聞朝刊=

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