成人式介助者入場拒否 日田市教委職員が誤認、謝罪

 7日にあった大分県日田市の成人式で、知的障害があり介助が必要な新成人女性の保護者が入場を断られていたことが9日、分かった。本来、介助者の入場は認めるが、職員が認識していなかったという。市教育委員会はこの日、ミスを認めて保護者に謝罪した。

 市教委社会教育課によると、式は千人収容のホールで開催。入り口で女性の保護者が職員に「介助が必要だ」と伝えても、入場を拒否された。一緒にいた女性の姉が入場して介助したため、女性は式に出席できた。ほかにも障害があるため同伴を申し出て、断られた例が複数あったという。

 同課によると、昨年は新成人や地域の人約800人に加え、多くの保護者が会場に入り立ち見が出る状態になった。防災上問題のため今年から入場を制限。案内状で保護者の入場禁止を明記し「車いす等、必要な方はお問い合わせください」と記していた。

 関係者によると、案内状の文面から「(車いすを使わない)知的障害者の保護者は入れない」と解釈し、最初から出席を断念した人も。ほかにも出席を諦めた人がいる可能性がある。

 女性の保護者は「障害者の家族には『周囲に迷惑を掛けるかもしれない』と遠慮がある。行政にはもう一歩進んだ配慮をお願いしたい」と訴える。同課は「申し訳ない。案内状も不明確だった。今後改める」としている。

=2018/01/10付 西日本新聞朝刊=

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