海の正倉院×本家正倉院 沖ノ島PR、奈良と連携 福岡県、コナンツアーも企画

 福岡県は、世界文化遺産に昨年登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(宗像市、福津市)を活用したユニークな観光企画を、2018年度に展開する。正倉院や邪馬台国といった共通のキーワードを持つ奈良県と連携し、関西圏からの集客イベントを開催。中国でも人気の漫画「名探偵コナン」を取り入れたミステリーツアーを企画し、外国人客の取り込み策にも工夫を凝らす。

 計画によると、「海の正倉院」と呼ばれる沖ノ島と、奈良・東大寺の「正倉院」▽邪馬台国の九州説と畿内説▽両県にある国立博物館-など、共通項をテーマにした講演会やトークショーを次々に企画して、古代史ファンを呼び込む。両地域を紹介するPR映像も製作する。

 ミステリーツアーは、「名探偵コナン」の主人公になりきり、観光施設を巡りながら事件の謎を解き明かすといった趣向を検討する。宗像大社(宗像市)や宮地嶽神社(福津市)に立ち寄るような仕掛けをして、世界遺産一帯の観光が楽しめるようにする。

 沖ノ島と関連遺産群が17年7月に世界遺産登録されて以来、宗像・福津地域への観光客は急増している。県は世界遺産観光の魅力を高め、周辺地域の活性化につなげたい考えだ。

=2018/01/22付 西日本新聞朝刊=

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