米揚陸艇 通告なく夜間訓練 反発の西海市、抗議へ

 米海軍は1月31日と2月1日、長崎県西海市に配備するホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)の夜間航行訓練を地元自治体への事前通告なく実施した。地元が強く反発している夜間訓練は昨年11月と12月に続き3度目で、通告がなかったのは初めて。

 西海市によると、1月31日は午後4時すぎにLCAC4機が相次いで同市の駐機場から佐世保港外に出た後、日没後の午後6時すぎから7時前にかけて港内を通って駐機場に戻った。2月1日も午後5時すぎに出港、日没後に戻ったという。市が航行ルートに設置する騒音計に日没後に航行した記録が残っていた。

 市は夜間や早朝に訓練を行わないよう米軍と調整することを記した協定を九州防衛局と交わし、2013年に同県佐世保市にあった駐機場の移設を受け入れた。昨年11月以降、夜間航行が相次いでおり、市は防衛省や外務省に対し、夜間航行を行わないよう米軍への働き掛けを求めてきた。

 市によると、LCACの早朝や夜間の航行は想定しておらず、九州防衛局や米海軍との間に事前通告に関する取り決めはない。西海市の杉沢泰彦市長は2日午後、九州防衛局に抗議文を提出する。

=2018/02/02付 西日本新聞夕刊=

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