【動画あり】主回転翼空中分離か 神埼・陸自ヘリ墜落 飛行前、部品交換

陸上自衛隊のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落する様子を、現場付近のワゴン車のドライブレコーダーが記録していた(提供写真)
陸上自衛隊のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落する様子を、現場付近のワゴン車のドライブレコーダーが記録していた(提供写真)
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 佐賀県神埼市の住宅に陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落、炎上した事故で、小野寺五典防衛相は6日、4枚の羽根をつなぐメインローター(主回転翼)ヘッドという部品を交換した後の飛行だったと明らかにした。整備後の点検飛行で同駐屯地を離陸して7分後に何らかのトラブルが発生し、メインローターが機体から分離して落下したとみられることが、複数の目撃証言などから判明している。陸自は県警とフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収して事故原因を究明する。

 陸自によると、飛行50時間ごとの定期点検を終えたばかりのヘリは、5日午後4時36分に同駐屯地の管制官から許可を得て離陸。2分後の同38分に「駐屯地の管制空域を出る」という交信をした際には異常はなかったが、その5分後の同43分ごろ、管制官が南西に約6キロ離れた神埼市千代田町嘉納の住宅上空で機首から落下していくヘリを目視で確認。無線で呼び掛けたが応答はなかったという。

◆ヘリ墜落動画(提供・佐賀城北自動車学校)

 現場から約200メートルの場所で事故を目撃した男性(37)は「ピストルの音みたいな音がして上空を見たら、プロペラがばらばらになって完全に外れ、機体は地面と平行に回転した。きりもみ状態になった後、回転をやめてぐーっと頭から落ちていった」。近くのガソリンスタンド従業員、宮地渉さん(21)も「上空でボーンと大きな音がして、ヘリの本体と一部が分解して落ちてきた」と証言する。

 防衛省によると、墜落した機体はテールローター(後部回転翼)以外損失しているという。ヘリの機体にはエンジンの点火装置や機首部の暗視装置など計3カ所に放射性物質が使われているが、陸自は「人が直接触れ続けても害のないレベル」としている。

=2018/02/06付 西日本新聞夕刊=

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