回転翼接続部、破損か 墜落現場から回収 陸自ヘリ墜落

陸自ヘリ墜落現場から約500メートル離れた水路で回収された主回転翼。根元部分にはメインローターヘッドの一部が残されていた=7日、佐賀県神埼市
陸自ヘリ墜落現場から約500メートル離れた水路で回収された主回転翼。根元部分にはメインローターヘッドの一部が残されていた=7日、佐賀県神埼市
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陸自ヘリ墜落現場から回収されるメインローターヘッド=8日午前10時8分、佐賀県神埼市
陸自ヘリ墜落現場から回収されるメインローターヘッド=8日午前10時8分、佐賀県神埼市
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 佐賀県神埼市の住宅に陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落、炎上した事故で、現場近くで見つかったメインローター(主回転翼)の根元部分に、回転軸に固定する「メインローターヘッド」の一部が残っていたことが分かった。陸自は、何らかの要因でメインローターヘッドが破損して主回転翼が外れたことが墜落の原因になった可能性もあるとみて機体の整備状況などを調べている。

 陸自によると、メインローターヘッドは機体上部の回転軸の中心部にあり、エンジンの動力を主回転翼に伝える役割を果たす。十字型をしており、4枚の主回転翼を四方から差し込んでボルトなどで固定する。6日に墜落現場の住宅から見つかり、陸自が8日午前に回収した。

 主回転翼4枚のうち、メインローターヘッドの一部が残っていた1枚は現場から南東約500メートルの水路で見つかった。2枚は墜落現場で確認され、1枚は不明という。

 今回の事故では上空で主回転翼が機体から外れたとする目撃証言が多数ある。陸自も主回転翼部分が飛行中に分解したとみており、回収した主回転翼やメインローターヘッドの破断面を慎重に分析する。

 事故機は2006年3月配備で、整備規定で1750時間の飛行をめどとされるメインローターヘッドを初めて交換した直後に事故が起きた。

 陸自によると、8日は約170人態勢で墜落現場の残骸の回収を続け、重機を使って住宅敷地内で見つかった回転軸などを運び出した。

=2018/02/08付 西日本新聞夕刊=

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