陸自ヘリ墜落 小中学生2割、心に不調 現場の周辺を神埼市調査 不眠や食欲減など

 佐賀県神埼市の住宅に陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落した事故で、同市教育委員会が実施したアンケートで墜落現場近くの小中学生の約2割が「眠れない」などの不調や不安を訴えていることが13日、分かった。市教委から派遣要請を受けた県教委のスクールカウンセラーが、子どもたちの心のケアに当たっている。

 市教委学校教育課によると、カウンセラーが「夜に眠れない」「急に不安になる」「食欲がない」など17項目のストレスチェックを作成。墜落現場の住宅にいて軽傷を負った女児(11)が通う千代田中部小と千代田中の全児童・生徒計約530人にアンケートと面談でストレスチェックをしたところ、110人が心の変調を訴えた。同課は「子どもが落ち着いて生活できるようになるまで、精神的なケアを続けていく」としている。

 市は現場周辺の124世帯にも聞き取り調査を実施。保健師を派遣して体調不良の有無を尋ね、保健師の連絡先を載せたチラシを配布した。これまでのところ、住民から深刻な相談はないという。市健康増進課は「時間が経過してから症状が出る場合もある。保健師や臨床心理士が相談に乗るので連絡してほしい」と話す。

=2018/02/14付 西日本新聞朝刊=

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