7歳の変面師、ランタンフェスタ登場 「国内最年少」長崎の小1妃那さん

赤い面を着け、ポーズを決める妃那さん=18日夜、長崎市
赤い面を着け、ポーズを決める妃那さん=18日夜、長崎市
写真を見る
変面ショーを終え、素顔を見せる妃那さん=18日夜、長崎市
変面ショーを終え、素顔を見せる妃那さん=18日夜、長崎市
写真を見る

 長崎市で開催中の長崎ランタンフェスティバルで人気を集める中国の伝統芸能「変面ショー」に、地元の小学1年女児がデビューした。国内に20人以上いる「変面師」の中で最年少となる彼女の芸名は妃那(ひな)さん(7)。中国の“国家機密”の早業を披露するあどけない姿が話題となっている。

 同フェスティバル初出演は18日夜。多くの観客で埋まった長崎孔子廟(びょう)の広場に、赤い面を着けた身長122センチの妃那さんが登場。扇で顔を一瞬覆うと、緑の面に早変わり。さらに素早くあどけない素顔を披露した。大きな拍手を浴び、「上手にできて良かった」と笑顔を浮かべた。

 5歳から新体操やピアノを習う妃那さん。昨年のランタンフェスティバルで初めて変面ショーを見て「どんなふうに面を変えているんだろう」と夢中になった。

 そんな姿が、長崎孔子廟中国歴代博物館の藩秀貴館長(53)の目に留まった。同館には他に先輩変面師2人が在籍するが、各地のイベントで引っ張りだこ。藩館長は知り合いだった妃那さんの母親(35)に「即戦力でなくてもいい。10年後、20年後の人材を育てたい」と打診。両親も、妃那さんの「自分も踊ってみたい」との熱意に、本名や学校名を非公表とする条件で受け入れた。

 目にも止まらぬ速さで面を変える技は口外厳禁。藩館長が「他人に言ったら世界中の変面師に迷惑がかかるよ」と伝えると、妃那さんは緊張した表情で「分かりました」と答えたという。練習は昨年4月に開始。女子高校生の変面師で、藩館長の娘彩華(さやか)さん(17)が面の変え方や振り付けを伝授。昨年夏には中国四川省を訪れて本場の変面師に教わった。うまくできず泣いたこともあったが、両親らの励ましで乗り越えた。

 藩館長によると、中国でも同年代の変面師は珍しい。妃那さんは今月24、25日と3月3日にも孔子廟でのショーに出演する。「もっと格好良く、もっと難しい変面もやりたい」。すっかりプロの表情で語った。

=2018/02/22付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]