陸自ヘリ 佐賀で飛行再開 事故機同型除く 墜落現場周辺は回避

陸上自衛隊目達原駐屯地を飛び立つヘリコプター=22日午前9時10分ごろ、佐賀県吉野ケ里町
陸上自衛隊目達原駐屯地を飛び立つヘリコプター=22日午前9時10分ごろ、佐賀県吉野ケ里町
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 佐賀県神埼市の住宅に陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D攻撃ヘリコプターが墜落した事故で、陸自は22日、飛行を中止していた駐屯地のヘリのうち事故同型機以外の飛行を再開した。

 午前9時10分ごろ、1番機が飛び立つと複数のヘリが続いた。陸自によると、墜落現場周辺の飛行は避ける。同型機は原因究明と再発防止策が確立されるまで飛行しないという。駐屯地には同型機以外に4機種、約40機が配備されている。

 事故は5日に発生。ヘリの乗員2人が死亡し、住宅にいた女児が軽傷を負った。駐屯地近くの男性(78)は「100パーセントの安全はないが、近づける努力をしてほしい」。所有する畑で事故機の部品が見つかった60代男性は「一抹の不安が残り、今でもつい上空を見てしまう」と話した。

 駐屯地前では市民団体「オスプレイ配備反対佐賀県連絡会」のメンバー12人が「県民の不安を無視した飛行再開を許すな」とシュプレヒコールを上げた。

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 佐賀県議会は22日に開会した定例会で、被災者の心身のケアや補償などを国に求める意見書を全会一致で可決。山口祥義知事は記者団の取材に「(飛行再開は)国防や災害支援の任務があるのでやむを得ない。(安全への)配慮は欠かさないでほしい」と話した。

=2018/02/22付 西日本新聞夕刊=

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