曳山修復材確保へ植林 唐津 曳き子ら250人参加

唐津くんちの曳山修復に欠かせないアカガシの苗木を植える曳き子ら。祭りを引き継ぐ子どもたちも参加した=24日、佐賀県唐津市七山藤川
唐津くんちの曳山修復に欠かせないアカガシの苗木を植える曳き子ら。祭りを引き継ぐ子どもたちも参加した=24日、佐賀県唐津市七山藤川
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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された佐賀県唐津市の「唐津くんち」の曳山(ひきやま)修復に欠かせない木材の確保のため、唐津曳山取締会は24日、同市七山藤川の山林で植林を始めた。大塚康泰総取締は「100~200年の歳月をかけて大木を育てる世代を超えたプロジェクト。祭りを永遠に守り続ける意識づくりにもつながれば」と話した。

 獅子や兜(かぶと)などをかたどった巨大な漆塗りの曳山は、1819~76年制作の14台が現存。本体を載せる台車は巡行時の重量に耐えられるよう、支柱や操縦用のかじ棒に硬いカシ材が使われてきた。中でも強度に優れるアカガシは乱伐の影響もあり、台車修復に使える大木が市場にほとんど出回らなくなったという。

 県の技術指導を受け、市から無償貸与された市有林約千平方メートルに25日までの2日間、曳き子ら約250人がアカガシの苗木600本を植える。初日に参加した唐津市の小学2年藤川龍仁君は「山で苗木を植えるのは初めてで気持ち良かった。手入れも手伝いたい」と笑顔で汗を拭った。

=2018/02/25付 西日本新聞朝刊=

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