嬉野に忍者3人いた! 江戸初期-幕末 市が委託調査氏名も特定

「忍者」と認定された田原安右衛門(良重)の家系図
「忍者」と認定された田原安右衛門(良重)の家系図
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 忍者研究の第一人者で三重大の山田雄司教授らは25日、江戸初期から幕末までの佐賀県嬉野市にゆかりのある3人が「忍者」だったと認定した。氏名が特定された珍しいケースで、国際忍者学会で発表されるという。

 同日、嬉野市であった「うれしの温泉忍者フェスタ」で報告した。同市と忍者村「肥前夢街道」から調査依頼を受けた「佐賀戦国研究会」(深川直也代表)が、入手した家系図などの史料から7人を取り上げ、山田教授らが判定した。

 その結果、活動の記録などから、1667年に島原藩の改易騒動を探るため、地元の蓮池藩から派遣された田原安右衛門▽1651年に人吉藩の兵法「タイ捨流」剣術を嬉野に伝えた山伏の弁慶夢想▽1856年に長崎に来航した英国船の動向を探った蓮池藩士の古賀源太夫-が認定された。

 山田教授は「名前まで特定できたのは非常に珍しい。忍者が創作の産物ではなく、各地の歴史に深く関わったことが明らかになる」と期待した。忍者は訪日外国人に人気があり、17日には三重県伊賀市で国際忍者学会が設立された。

=2018/02/26付 西日本新聞朝刊=

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