「朝鮮通信使」記憶遺産に登録 対馬で記念イベント

「国書」の交換後に手を取り合う日韓の関係者=25日午後、長崎県対馬市
「国書」の交換後に手を取り合う日韓の関係者=25日午後、長崎県対馬市
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 江戸時代の外交使節、朝鮮通信使に関する記録が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶(世界記憶遺産)」に登録されたことを記念するイベントが25日、長崎県対馬市であった。共同申請した日韓両団体の関係者ら約300人が参加、通信使の理念である「善隣友好」を誓った。

 式典では、韓国側の釜山文化財団の柳鍾穆(ユジョンモク)代表理事と、対馬市のNPO法人「朝鮮通信使縁地連絡協議会」の松原一征理事長が、通信使が往来した際にやりとりした「国書」の交換を当時の衣装を着て再現した。

 対馬藩主役の松原氏が「平和の遺産である通信使の『誠信交隣』の精神を東アジア、ひいては世界に広げていきましょう」と国書を読み上げると、通信使の正使役を務めた柳代表理事が「登録を機に友好を築く新たな出発点にしましょう」と応じた。式典には駐福岡韓国総領事の孫鍾植(ソンジョンシク)氏が出席したほか、市中心部では通信使行列を再現するパレードもあった。

=2018/02/26付 西日本新聞朝刊=

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