「春の嵐」交通に乱れ

強風で足場が崩れた建築現場=28日午後9時43分、福岡市西区今宿西1丁目
強風で足場が崩れた建築現場=28日午後9時43分、福岡市西区今宿西1丁目
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 急速に発達する低気圧の影響で、九州地方は28日午後から夜にかけて風が強まった。長崎県では雲仙岳で30・2メートルの最大瞬間風速を観測し、災害警戒本部が設置された。九州北部は1日朝にかけて非常に強い風が吹く恐れがあり、福岡管区気象台は北部沿岸を中心に暴風警報を出して高波にも警戒を呼び掛けている。

 福岡西署によると、28日午後5時50分ごろ、福岡市西区今宿西1丁目の工事現場で足場が崩れたと110番があった。建物は2階建て。当時作業員はおらず、けが人はなかった。同市では午後6時ごろ、21・6メートルの最大瞬間風速を観測した。

 福岡県豊前市篠瀬では、倒壊した小屋が県道をふさぎ、豊前署が午後11時20分から交通規制。同県行橋市道場寺では1日未明、民家から出火、風にあおられ2棟を焼いた。

 強風の影響で28日午後、九州新幹線は新八代-新水俣間で断続的に運転を見合わせた。山陽新幹線は新大阪-博多の一部区間が運休。JR筑肥線の東唐津-唐津、加布里-筑前深江間などで運休や遅れが出た。

 海上でも同日午後から欠航や航路変更が出た。1日は、博多港(福岡市)と韓国釜山を結ぶJR九州高速船「ビートル」が午前中の欠航を決めた。空の便も各地で乱れ、航空各社によると1日も全国的に欠航や遅延が出る可能性があるという。

=2018/03/01付 西日本新聞朝刊=

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