世界遺産をVRで体験 北九州・八幡製鉄旧本事務所 明治の雰囲気、空撮映像…

VR端末で見た官営八幡製鉄所旧本事務所の内部(北九州市提供)
VR端末で見た官営八幡製鉄所旧本事務所の内部(北九州市提供)
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旧本事務所(奥の赤れんがの建物)の眺望スペースでVR端末を体験する参加者=7日、北九州市八幡東区
旧本事務所(奥の赤れんがの建物)の眺望スペースでVR端末を体験する参加者=7日、北九州市八幡東区
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 北九州市は、世界文化遺産「官営八幡製鉄所」の構成施設で普段は公開されていない旧本事務所(同市八幡東区)などの内部をバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)で観光案内する無料サービスを14日から始める。事前体験会が7日、「旧本事務所眺望スペース」であり、関係者に公開された。

 市によると、同製鉄所の構成施設は同区内に旧本事務所を含め三つあるが、稼働中の施設もあって一般公開されていない。VRサービスは「世界遺産の中に入ってみたい」という観光客の声に市が応えた。

 VRが楽しめるゴーグル型端末(8台)とタブレット端末(2台)は「旧本事務所眺望スペース」で貸し出す。視聴できるのは、製鉄所の歴史をたどる「プロローグ」をはじめ5種類。旧本事務所の中を実際に歩いている感覚で“見学”したり、現在も稼働している修繕工場の1910年ごろの雰囲気を疑似体験したりできる。遺産群をドローンで空撮した映像も用意している。

 事前体験会に参加した北九州市立大4年の末光聡さん(22)は「工場からは煙も出ていて、細部にこだわりを感じました」と話していた。

=2018/03/08付 西日本新聞朝刊=

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