144年の歴史に幕、最後の卒業式 豪雨被災地の小学校で6人が巣立つ 福岡

志波小最後の卒業式で、卒業証書を受け取る6年生=16日午前10時ごろ、福岡県朝倉市杷木志波
志波小最後の卒業式で、卒業証書を受け取る6年生=16日午前10時ごろ、福岡県朝倉市杷木志波
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 福岡県内の多くの公立小学校で16日、卒業式があった。昨年7月の九州豪雨で被災した福岡県朝倉市杷木地域の志波(しわ)小でも6人が巣立った。志波小は25日に144年の歴史を閉じる閉校式を開き、4月から杷木地域の3小と統合されるため、最後の卒業式。豪雨後、児童は近くの久喜宮(くぐみや)小内の仮設校舎で学んできたが、卒業式は、崩れた学校敷地を応急補修して元の志波小体育館で行った。

 式では豪雨の犠牲者に黙とうをささげた後、名前を呼ばれた卒業生が大きな声で返事をして三浦千鶴子校長から卒業証書を受け取った。壇上で一人一人が「アクセサリーを作る人になりたい。豪雨の時、おばあちゃんに作ったら喜んでくれたから」「将来はいろんな人を支える人になる」と夢を発表。三浦校長は豪雨災害に触れた後、「144年の歴史の最後のリーダーとして6年生は素晴らしく輝いてくれた」と祝福。在校生も学校行事などの思い出を語り、名残を惜しんだ。

 この日は、志波小と統合する杷木地域の久喜宮、杷木、松末(ますえ)の3小でもそれぞれ卒業式があった。

 福岡県教育委員会によると、県内の公立小734校(分校含む)のうち700校(同)が16日に卒業式を行った。

=2018/03/16付 西日本新聞夕刊=

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