復興への願い火の輪に込め 阿蘇・火振り神事

大勢の参拝者が見守る中、神の婚儀を祝って火の輪を描く「火振り神事」=17日午後7時半、熊本県阿蘇市
大勢の参拝者が見守る中、神の婚儀を祝って火の輪を描く「火振り神事」=17日午後7時半、熊本県阿蘇市
写真を見る

 熊本県阿蘇市一の宮町の阿蘇神社で17日、神の婚儀を祝う「御前(ごぜ)迎え」の神事が行われた。参拝者が夜の参道で燃えるカヤ束を振り回し、喜びを表すことから「火振り神事」とも呼ばれる。多くの観光客が早春の火祭りを取り囲んだ。

 冷たい夜気が境内を包んだ午後7時、姫神のご神体が参道に入った。氏子たちが縄先に結んだカヤ束に火をつけ、一斉に振り回す。観光客も次々に火の輪に加わり、火の粉が夜気を熱くしていった。

 水害、火山噴火、地震と災害が続いた阿蘇。火振りには復興への願いも込められた。

=2018/03/18付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]