1日3000足、上履きの製造ピーク 福岡県久留米市「ムーンスター」

整然と並ぶ真新しい上履き。手作業による検品を終えるといよいよ出荷だ=福岡県久留米市
整然と並ぶ真新しい上履き。手作業による検品を終えるといよいよ出荷だ=福岡県久留米市
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 1873年創業の老舗靴メーカー「ムーンスター」(本社・福岡県久留米市)で、小中学校用上履きの製造が追い込みに入っている。入学式や新学期の準備に合わせて毎年1~3月に注文が増加し、多いときは、1日3000足以上が作られている。

 広報担当者によると、座敷足袋の製造をルーツとする同社が布靴の研究を始めたのは1920年ごろ。米国のスニーカーを参考に、いかに子どもの足を守り、耐久性を保つかを目指したという。着脱が簡単で、独自に開発した柔らかいゴムが特長のシンプルな基本設計は、販売から半世紀以上たった今も変わらない。担当者は「世代を超えて、今では医療や介護現場で使う人も多い」と話す。

 隣国・中国で縫製し、本社工場で靴底を成型して仕上げ、九州のほか関西方面へ出荷される。

=2018/03/22付 西日本新聞夕刊=

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