杷木小で新たな一歩 4小学校統合して開校式

真新しい体育館で開校式に臨む児童たち=5日午前9時ごろ、福岡県朝倉市杷木寒水の杷木小
真新しい体育館で開校式に臨む児童たち=5日午前9時ごろ、福岡県朝倉市杷木寒水の杷木小
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杷木小の新たな校旗を掲げる塚本成光校長=5日午前9時半ごろ、福岡県朝倉市
杷木小の新たな校旗を掲げる塚本成光校長=5日午前9時半ごろ、福岡県朝倉市
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 九州豪雨の発生から5日で9カ月を迎えた。大きな被害を受けた福岡県朝倉市杷木地域ではこの日、4小学校の統合で新設された杷木小の開校式があり、2~6年の児童218人が真新しい学びやで学校生活をスタートさせた。10日には新1年生35人が入学し、地域とともに復旧復興への道のりを歩む。

 新杷木小は、校舎や体育館が土砂で埋まった松末(ますえ)をはじめ、志波、久喜宮(くぐみや)、旧杷木の4小学校が一緒になり、大分自動車道杷木インターチェンジそばの杷木中の敷地内に建てられた。児童の多くは徒歩で通学するが、自宅が被災し、みなし仮設住宅などで暮らす松末や志波などの子どもたちは、スクールバスで通う生活が続く。

 式では、松末小校長を務め、杷木小に転任した塚本成光(しげみつ)校長が「地域に愛され、地域の誇りになる学校になるよう努力したい」とあいさつした。児童代表の善海人(ぜんかいと)君(6年)は「友達をたくさんつくり、みんなと仲良くしたい」と目標を述べ、中野信哉副市長は「杷木地区はまだ復旧の途上だが、負けずにしっかり学んでほしい」と励ました。

 県PTA連合会から新しい校旗が寄贈され、塚本校長が壇上で高らかに掲げた。地域の人たちや保護者らが見守る中、児童たちは新しい校歌をお披露目し、体育館に元気な歌声を響かせた。

=2018/04/05付 西日本新聞夕刊=

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