博多の定番みやげ「めんべい」の切れ端、驚きの活用法 小学校跡に観光牧場 エミュー4000羽飼育へ

 めんたいこ製造販売の山口油屋福太郎(福岡市)は来年4月、熊本県菊池市の小学校跡地を活用した観光牧場の経営に乗り出す。大型鳥のエミューを4千羽以上飼育し、餌やりなど触れ合いが楽しめる。餌には福岡県添田町の自社工場で製造するせんべい「めんべい」の製造過程で出る切れ端を活用する。

 観光牧場にするのは、2013年に廃校となった迫水小学校跡地。福太郎は約1億円で市から購入し、運動場などを牧場に変更する。校舎はエミューの肉を使った料理を提供するレストランに改装する。100~150人を現地で雇用する予定。災害時には、校舎の一部を避難所として地元住民に開放するという。

 福太郎は北海道の工場でも、せんべいの切れ端を牛の餌として売却している。売却前は廃棄物として処理に年間約250万円かかっていたが、利益を生むようになった。牛の食いつきもいいことからエミューでも活用を目指す。

 現地は熊本地震後、今年3月まで約2年間封鎖されていた菊池渓谷にも近い。山口毅社長は「周辺でさらに用地が確保できれば、牧場の拡大も考えている。菊池渓谷とともに菊池市を代表する観光名所に育てていきたい」と話している。

=2018/04/20付 西日本新聞朝刊=

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