復旧工事中の「通潤橋」石垣の一部が崩落 雨の影響か 熊本県山都町

右側の石垣の一部が崩落した通潤橋(熊本県山都町提供)
右側の石垣の一部が崩落した通潤橋(熊本県山都町提供)
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橋のたもとからも石垣が崩落したことが確認できる(熊本県山都町提供)
橋のたもとからも石垣が崩落したことが確認できる(熊本県山都町提供)
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 豪快な放水で知られる熊本県山都町の国指定重要文化財「通潤(つうじゅん)橋」で7日正午すぎ、一部の石垣が幅約10メートル、高さ約4メートルにわたって崩れた。2016年4月の熊本地震で被災し、復旧工事を進めているが、同日は雨のため作業を休止していた。町は降雨の影響で崩落したとみている。

 町によると、崩落したのは石垣の上部で、土のうを積むなど応急処置を施したという。熊本地方気象台によると、山都町では6日午前8時の降り始めから8日午前9時までの総雨量が168ミリに達した。

 橋は1854年、地域の農地に通水するため架けられた。地震で漏水し、昨年4月から通水管の継ぎ目のしっくいを詰め替えるなどの修復工事を開始。今年末の完了を目指していたが、今回の崩落で見通しが立たなくなったという。町の担当者は「通潤橋は町のシンボル。国や県と協議して修復に当たりたい」と話している。

=2018/05/08付 西日本新聞夕刊=

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