原爆死没者名簿の風通し 長崎、半世紀17万5796人

手袋をはめて、死没者名簿に風を通す長崎市職員=24日午前、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(写真の一部を加工しています)
手袋をはめて、死没者名簿に風を通す長崎市職員=24日午前、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(写真の一部を加工しています)
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 原爆死没者の名簿を初夏の空気にさらす「風通し」が24日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で行われた。名簿の作成開始から今年で50年。昨年8月の平和祈念式典で4冊3565人の名簿が新たに加わり、総数は半世紀で179冊17万5796人に達した。

 風通しは梅雨入りの前に、名簿の手入れと傷んだ場所の確認を行う恒例作業。市原爆被爆対策部の職員11人が原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて黙とうした後、床に並べた名簿を一枚一枚丁寧にめくり、風を通した。

 179冊の名簿には広島で被爆し、長崎での奉安を希望した53人を記した1冊と、身元が分からない犠牲者を弔う無記名の1冊が含まれている。昨年8月1日以降に死亡が確認された被爆者の名簿を追加する「筆耕」の作業は28日に始まる。

=2018/05/24付 西日本新聞夕刊=

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