災害リスク、自分で知ろう 気象情報を地域で共有 朝倉市松末地区

昨年7月5日に発生した九州豪雨時の「土砂災害警戒判定メッシュ情報」の再現イメージ。被災した福岡県朝倉市や東峰村は「極めて危険」を表す濃い紫になっていた
昨年7月5日に発生した九州豪雨時の「土砂災害警戒判定メッシュ情報」の再現イメージ。被災した福岡県朝倉市や東峰村は「極めて危険」を表す濃い紫になっていた
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 九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市松末地区。大雨の際、土砂災害の発生リスクを住民に自ら判断してもらおうと、気象庁がホームページ(HP)で提供している「土砂災害警戒判定メッシュ情報」の利用を進める動きがある。早めの自主避難につなげるのが狙いで、26日の避難訓練でスマートフォンによる活用法を講習した。

 九州豪雨の被災地では、梅雨までに復旧が間に合わないところも多い。そこで松末地区出身の高校講師、小川進さん(64)=宮城県=は「降り始めてから逃げても間に合わないことがある。それが昨年の豪雨の教訓。今年はさらに危険性が高い」と考え、気象庁HPの活用を地元の松末地域コミュニティ協議会に提案した。

 土砂災害警戒判定メッシュ情報は、降った雨がどのくらい土壌にたまっているかを示す「土壌雨量指数」などを基に気象庁HPで公表。今年3月から精度や更新頻度が高まった。地図上で注意は黄色、警戒は赤、非常に危険は薄い紫、極めて危険は濃い紫で表され、危険度が一目で分かる。

 この日の訓練では、降水量や河川の危険度をリアルタイムで把握できる気象庁HPの活用法を紹介。小川さんは「避難勧告が出る前に危険を察知できる。活用して身を守ってほしい」と願っている。

=2018/05/26付 西日本新聞夕刊=

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