教科で授業数に偏り、小6担任を解任へ 福岡・川崎町、町議会の決議受け

 福岡県川崎町の讃井明夫教育長は12日、町立小6年担任の男性教諭の授業で教科ごとの時間数に大きな偏りが出ているとして、校長が担任を18日付で解任することを明らかにした。保護者から苦情が出て、町議会が8日の定例会で教諭の担任解任決議を可決していた。

 12日の町議会全員協議会で解任を報告した。この小学校の校長によると、男性教諭は本年度、定められている指導計画を逸脱し、算数の中の一つの単元を2倍余りに増やす一方で、他教科を減らすなどしていた。町議会も保護者などからの指摘で男性教諭の授業の偏りを問題視し、担任の解任を求めていた。

 男性教諭は2014年度から同小で勤務しているが、規定の教科履修が終わらずに児童が進級や卒業できない事態はこれまで起きていないという。

 結果的に議会が教育現場の人事に踏み込む事態となり、県教育委員会は「非常に珍しいケース」としている。担任の解任は校長の裁量で可能という。後任には校内の別の教諭を充て、15日に保護者会を開いて説明する。

 校長は西日本新聞の取材に「この状況を見過ごしていたのは、管理職としての私の責任」と話している。

=2018/06/13付 西日本新聞朝刊=

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