九州北部で非常に激しい雨 川崎町で110ミリ、土砂災害に警戒

昨年の九州豪雨で護岸が壊れた白木谷川。大雨による濁流が水かさを増して流れていた=29日午前11時15分、福岡県朝倉市
昨年の九州豪雨で護岸が壊れた白木谷川。大雨による濁流が水かさを増して流れていた=29日午前11時15分、福岡県朝倉市
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 梅雨前線の活動が活発化し大気の状態が不安定になった影響で、九州北部では29日午前、各地で雷を伴った非常に激しい雨が降った。レーダーの解析では福岡県川崎町付近と長崎県南島原市付近で1時間に約110ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出された。気象庁は土砂災害や浸水、河川の氾濫への警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、各地の1時間雨量は同日午前11時時点で、佐賀県鳥栖市で観測史上最大となる73.5ミリを記録。福岡県行橋市で58.5ミリ、長崎県南島原市で78ミリ、同県新上五島町で55ミリとなり、いずれも6月の観測史上最大となった。また、24時間雨量では福岡市西区の小呂島で141.5ミリが観測された。

 昨年の九州豪雨で甚大な被害が出た福岡県朝倉市では杷木地区などの4377世帯1万1245人に、同県東峰村では全域の871世帯2153人に、大分県日田市の大鶴、小野地区では857世帯2205人に避難勧告が出された。また、福岡県嘉麻市でも1308世帯3010人に避難勧告が出された。

 気象庁によると、29日夕方にかけて大雨となる見込みで、竜巻など激しい突風が吹く恐れもある。30日正午までの24時間予想雨量はいずれも多い所で、福岡、佐賀、長崎、熊本各県で120ミリ。大分県で100ミリ。

=2018/06/29付 西日本新聞夕刊=

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